土地売却時のポイントとは?さいたま市の土地売却相場

土地売却のメリットは、管理や税金の負担軽減、現金化、資産分配の容易さなどがあります。売却により雑草処理や固定資産税などの負担を削減でき、得た資金を投資やローン返済に充てられます。
売れにくい土地は、不動産会社の変更や価格見直し、境界確定などで改善可能です。さいたま市ではエリアごとに相場が異なるため、需要を踏まえた計画が重要です。
目次
土地売却のメリットは?

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親族などが亡くなり土地を相続する方も多いですが、相続後の扱いに困ってしまう方も多いでしょう。売却か貸地か、どちらがよいのか迷っている方に向けて土地売却のメリットについてご紹介します。
◇管理する必要がなくなる
土地売却は、管理する手間や費用がかからなくなる点がメリットです。土地が空き地の場合、定期的に雑草を処理しなくてはなりません。土地が広い場合は、個人での処理は難しくなるため専門業者への依頼が必要となり、費用がかかります。
また、空き家付きの土地の場合、建物の老朽化が加速し倒壊のリスクが上がったり、雑草などで近隣とのトラブルに発展したりする可能性も高いです。空き家の有無に関係なく、犯罪グループの拠点にされたり、不法投棄されたりする可能性もあるため、利用しない場合は早めに手放してしまうのがよいでしょう。
◇税金による負担がなくなる
1月1日時点で土地などを所有していると、固定資産税や都市計画税が課されます。都市計画税は都市計画区域内にある土地のみ支払い義務がありますが、固定資産税は所有者全員が対象です。
さらに、土地に建物がない場合は、減額措置が受けられないため高額になってしまいます。土地を利用しない、管理しきれないという方は売却して無駄な支出を減らすのがおすすめです。
◇現金化できる
土地売却をすれば、まとまった現金を得られます。土地売却で得た現金を預金に回したり、投資や住宅ローンの返済などに回せたりする点もメリットです。土地があるエリアの地価や広さによっては高額で売却できる可能性があります。
◇相続時に資産を分配しやすい
相続でよくあるのが相続の分配によるトラブルです。土地や家屋の場合は分配が難しいため、揉める要因にもなります。土地を複数人で分割する分筆という方法もありますが、すべての土地を同じ条件にするのは難しく、どうしても土地によって良し悪しが分かれてしまうため、ますます揉める原因になりかねません。
また、分筆の手続きは法務局への届出が必要となり、現地調査や登記費用が発生してしまいます。そのため、現金化しておけば分配がしやすく土地を相続する際の手続きも必要ありません。
売れにくい土地を売る際のポイント

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土地に限らず、不動産売却はできるだけ時間をかけずに早く済ませたいという方も多いでしょう。しかし、立地や地形が悪かったり、建ぺい率などが低くて希望の建物が建てられなかったりするような土地は、なかなか買い手が見つからないケースが多いです。
ここでは、なかなか売れない土地を売るにはどうしたらよいのか、ポイントをご紹介します。
◇不動産会社を変える
なかなか買い手が見つからない場合は、思い切って不動産会社を変えるとよいでしょう。不動産会社によって営業方法や得意な物件・エリアが異なります。土地売却の実績があっても、類似の土地を売却した実績が少なかったりするとなかなか売れません。
そもそも不動産会社との相性もあるため、合わないと感じたらすぐに切り替えるのがおすすめです。
また、不動産会社を切り替えるときは媒介契約内容に注意する必要があります。媒介契約には、一般媒介契約・専属専任媒介契約・専任媒介契約があり、契約内容が異なるのが特徴です。専属専任媒介・専任媒介は、一定の期間(大体3ヶ月)超過しないと他の不動産会社と契約できませんが、一般媒介契約は、複数の不動産と契約できます。
切り替える際は、現在契約している不動産会社との契約内容をしっかり確認し、専属専任などだった場合は期間が過ぎてから切り替えましょう。
◇売り出し価格を下げる
土地がなかなか売れない場合、売り出し価格の見直しが必要になることがあります。ただし、価格を変更する際には、そのタイミングに特に注意が必要です。
公益財団法人東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2023年)」によると土地の成約までにかかる期間は最新の2023年で79.0日でした。直近10年間で最も長かったのが2020年の111.0日と、どちらも約3ヶ月前後で売れているということになります。
そのため、3ヶ月過ぎても売れなかった場合は値下げを検討してみましょう。
出典:首都圏不動産流通市場の動向(2023年)
◇瑕疵を解消する
土地が売れにくい原因のひとつとして、瑕疵(かし)も挙げられます。瑕疵とは、損傷などを意味するもので、土地における瑕疵は境界線が明確でない、土壌汚染や地中障害物などが含まれます。特に境界線が曖昧だと、後々トラブルに発展する恐れがあります。既に売却活動を行ってしまっている場合でも、並行して境界確定を行いましょう。
境界線には、隣地との境界線である民々境界と道路との境界の官民境界があり、官民境界の調査は特に時間がかかるため注意が必要です。境界が確定してからは、越境にも注意しなければなりません。
越境とは、隣の私有地に木の枝や屋根などが侵入していることをいい、所有権侵害にあたるため、問題を解消してから売却したほうが後からトラブルを防げます。
また、土地の地歴によっては土壌汚染が疑われるケースもあるため、調査を行って土壌汚染がされていないことを証明しておくと売れやすくなります。
さいたま市の土地売却相場

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さいたま市の直近3年の平均売却額の相場は、4,238万円で平均坪単価は78万円です。エリア別の相場では、浦和区が8,125万円と最も高く、最も低い岩槻区の1,823万円を大幅に上回っています。
同じさいたま市内でも価格差が大きく、イエウールの調べによると、1200㎡あったとしても坪単価が0万円というケースもありました。
また、さいたま市の土地売却価格の推移では、最も高かった2022年の約80万円と比較すると2023年、2024年とやや下降傾向です。
出典:イエウール
さいたま市でおすすめの不動産会社を紹介

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さいたま市の土地売却の相場価格を知ったところで、次に売却をサポートしてくれる不動産会社をご紹介します。これからさいたま市で土地売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
◇ハウスドゥ東大宮駅西口 株式会社ティー・ワーク

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さいたま市を中心に、東大宮エリアの地域密着型をコンセプトにしている不動産会社です。
「買いたい・売りたい」にスピーディーな対応や情報提供を強みとしており、売却実績もあります。顧客の要望をしっかり聞いてくれるため、土地売却が初めての方も安心です。
会社名 | 株式会社ティー・ワーク |
所在地 | 〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮4丁目23-1 エクセル東大宮106 |
電話番号 | 0120-50-2581 |
◇三井のリハウス 東大宮センター

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さいたま市見沼区・岩槻区・北区を中心に、神尾市・白岡市・蓮田市・伊奈町の一戸建て住宅から土地まで取り扱っています。
三井のリハウスは、売買仲介の実績も豊富で顧客に真摯に向き合ってくれるため、初めての方でも安心して信頼できる不動産会社です。不動産のことに詳しいスタッフが対応してくれるため、分からないことや悩みなども相談できます。
会社名 | 三井不動産リアルティ株式会社 |
所在地 | 〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮5-39-4 アラキビル1F |
電話番号 | 0120-131-731 |
◇株式会社MYA

画像出典:株式会社MYA
さいたま市の北部と周辺エリアを中心に、不動産売却のサポートを専門としており、無料で査定や相談に対応している不動産会社です。売却実績も豊富で、これまでに岩槻区や七里などの土地売却の実績があります。
空き家・空き地や住宅ローン、相続・離婚、住み替えなど不動産関係のことはなんでも相談できるため、何から始めたらよいのか分からない方でも気軽に相談可能です。
会社名 | 株式会社MYA(エムワイエー) |
所在地 | 〒339-0068 埼玉県さいたま市岩槻区並木2丁目3-1-806 |
電話番号 | 048-757-6292 |
土地売却のメリットとして、管理負担の軽減、税金負担の解消、現金化、相続時の資産分配のしやすさが挙げられます。管理不要となることで雑草処理や老朽化リスク、固定資産税や都市計画税などの無駄な支出を減らせます。土地売却で得た現金は投資やローン返済に充てられ、分筆が難しい資産もスムーズに分配可能です。
一方、売れにくい土地は不動産会社の切り替え、売り出し価格の見直し、境界確定や瑕疵解消を行うことで売却しやすくなります。さいたま市の土地相場はエリアにより価格差があり、需要を見極めた売却計画が重要です。